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十月十九日 ある朝のこと

 出社途中、横を歩くおっさんの鞄がべしんとこっちの鞄をはじき飛ばしたので、なんとなく顔を見てみたら向こうもこっちを見ていた。
 なんだあ――と思って見ていると、普通なら目を逸らすだろう一瞬を過ぎてもまだこっちを見ているので、試しに一旦大きく通り過ぎてから振り返ってみたら、まだ遠くからじっとこちらを見つめていた。ちょっとオモシロ……いや、怖い感じだ。まさか一瞬で恋に落ちたわけでもないだろうし、その異様にぎらついた目付きからすると、もしかしてこっちがぶつけてきたと勘違いしているのかしらん。
 にしても、"たかが"その程度のことで噛み付かんばかりに睨まれちゃあかなわんよなあ。なんという心のゆとりの無さ。これがほんとうのガイキチさんか……見た目からすればただのサラリーマンっぽいけれど。やだやだ。世の中いつ刺されるかわからんね。

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コメント (3)

あかね:

おっさん「うほっいい男」

菜っ葉:

会社へ行くとそこには朝の男の姿が――
「あっお前はあのときの!」
そこからすったもんだ→入籍

あさぎ:

朝方で目つき悪かったからガンつけてると思われたのかしら

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